//Build/ 2016 のDay 1キーノートのまとめメモです。
すべての人、そして組織に成功するための力を! Build 2016 Day 1キーノートでは、人間やビジネスをアシストするプラットホームを軸にテクノロジーの紹介が行われた。
最初は、Chied Executive OfficerのSatya Nadella氏から、Microsoftのミッションや、コミュニケーションのプラットホームの大切さが話された。
Windows 10
Windows10プラットフォームでは、Cortanaは50億の質問に答えており、660万時間のXboxゲームがWindows10にストリーミングされている。Windows Storeも50億の利用者がいる。
次に、Executive Vice President, Windows and Devices GroupのTerry Myerson氏からWindows 10に関する話がされた。Windows 10が提供されて9か月、世界中で使われている。他のWindowsと比べても早い成長。
そして、Product Manager, Windows and Device GroupのBryan Rogerからは、Windowsインクのでもと紹介が行われた。Windows10に付箋紙や定規を使ってメモを書いたり、ペンと紙の素晴らしいところをプラットフォームとして提供している。
Mapsではペンで線を引いた箇所の距離を表示してくれたり、メモを書いたりすることができる。書いた線やメモは3Dで角度を変えて眺めることもできる。
そしてExecutive Vice President, Windows and Devices GroupのTerry Myerson氏に戻って、セキュリティやシームレスなアップデートに関して話された。ボーイングの事例紹介も。
次は、Corporate Vice President, Windows and Devices GroupのKevin Gallo氏から、Windowsアプリの開発者視点からの情報の話。UWPはGPUの力を使うことができる。秒間60フレームで動作するアプリケーションも作ることができる。そして、前に紹介があったWindowsインクを自分のアプリケーションに2行のコードで組み込むことができる。
1,000以上の新しいイノベーションが組み込まれている紹介とともに、Visual Studio 2015 Update 2 Anniversary SDK Previewの紹介と、Webアプリがそのまま動くHosted Web Appsの紹介が行われた。
そして、Windows上のUbuntuのBashが提供される話。Emacsも動いてRuby開発者もWindowsで開発できる。
次は、Desktop App Converter。既存のWin32アプリをUWPに。SageのCTOも見守る中、SageのアプリがUWPに。1600万以上のWin32/.NETアプリをUWPに移行することが簡単にできる。
そして最後に、Visual Studioも使うと、すべてのプラットフォームのアプリをWindows上で作ることができることが紹介された。
次にCorporate Vice President, Windows and Devices Group – Head of XboxのPhil Spencer氏。Wndows10とXboxは、オープンなテクノロジーでエコシステムが構成されている。昔のゲームも最新のゲームも動かすことができる。
そして、長年待ったXbox Dev Modeの話を、Partner Software Engineering Manager, Windows and Device Group – XboxのAshley Speicherさんから。XBox Oneで動くアプリをVisual Studioで開発することができる。そして、Windows 10もXbox OneもAnniversary Update。
Corporate Vice President, Windows and Devices Group – Head of XboxのPhil Spencer氏に戻って、DirectX12の紹介。新機能は、6月のE3に紹介するとのこと。
HoloLens
次は、シッピングが開始されたHoloLensを、Technical Fellow, Windows and Device GroupのAlex Kipman氏から。Developerと企業ユーザーから提供を始める。HoloLensはコミュニケーションを加速させる。JALのメンテナンス利用事例をはじめ多くの企業でPOCが行われている。
以前に紹介したHoloLensアプリのアップデートでは、医療関係のアップデートが紹介され、複数の人で共同作業のデモが行われた。
そして、NASAの状況アップデート。クルクル回りながら作業ができるのは凄い。
Chief Executive OfficerのSatya Nadella氏に戻って、ホロレンズは人間のコミュニケーションを強化するが、すべてのものを人間の能力と経験からインテリジェントにして人をアシストする。人間の言葉は新しいUIとなる。
Cortana
次に、CortanaチームのPartner Group Program ManagerのMarch Ash氏。Windowsだけでなく、iOSやAndroidすべてのデバイスでCortanaが使える。ロック画面でも使えてジョークも話せる。デジタルアシスタントのCortanaにより、Outlookなどのビジネスアプリもインテリジェントになる。あと、Cortana Developer Preview(https://developer.microsoft.com/ja-jp/cortana)の紹介。
次に、Principal Group Program Manager, Skype ConsumerのLilian RinconさんからSkypeとCortanaの話。Skypeは、3億人の人が使っているプラットフォーム。SkypeからCortanaにアシストをお願いするデモ。予定を入れたり道をおしえたり。あと、Skype Developer Platformの紹介とHoloLensとSkypeでさらなるコミュニケーションを実現したり。
次にSenior SDEのDan Driscoll氏から、Microsoft Bot Frameworkと、それを使ったCortana Intelligence Suiteの紹介。会話・対話、Slackなどのすべてのキャンバスをインテリジェンスにする。ドミノピザBotを例にしてアクションなどの開発と機能の説明。
次にDistinguished EngineerのLili Chengさんから、Microsoft Bot Frameworkの自然言語について、ドミノピザBotを例にして説明。はじめは回答できない質問も、学習データで教えることにより回答できるようになる。意味が似た単語の辞書も使うことができるので便利な感じ。自然言語を処理し、機械学習、深層学習により成長する。
最後に、コグニティブサービスを、Senior PMのCornelia Carapceaさんから紹介。画像から写っているものを人間の言語で説明するデモ。CaptionBot(https://www.captionbot.ai/)。今日からCognitive Servicesを使うことができる。
すべての人に
最後に、これらのテクノロジーを目が見えない方のアシストに役立てる映像が流れ、周りで何が起きているか知ることができる力を得る事ができることが紹介された。映像に出てきた方はMicrosoftのSoftware EngineerのSaqib Shaikh氏。
すべてのものにインテリジェンスな力を!言葉が新しいUIだ!って感じでDay1のキーノートメモでした。