2/01/2013

Office365のWindows Azure Active DirectoryとActive Directoryをディレクトリ同期(Directory Sync)してみる

 

前回は、Windows Azure Active Directoryにドメインを追加しましたので、今回はActive Directoryのユーザ情報を、Office365のWindows Azure Active Directoryにディレクトリ同期してみます。

 

構成

Windows Azure Active Directoryに、Active Directoryのユーザ情報を同期させるには、既に存在するActive Directoryのドメインに参加しているサーバが必要になります。また、インストールされるサービスはMIISAdminsのユーザで動作しますこともあり、インストールするサーバの管理者権限が必要になります。その他に、インストール中にActive Directoryドメインのエンタープライズ管理者のユーザ名とパスワード、Windows Azure Active Directoryのテナント管理者(Office365では全体管理者と書かれている)のユーザ名とパスワードが必要になります。

  • インストーラの実行
    • コンピュータの管理者
  • インストールされるサービス(Windows Azure Active Directory Sync Service)の実行ユーザ
    • MIIS_Service(MIIS_Adminsグループのユーザ)
  • インストール時に必要なユーザ情報
    • Active Directoryドメインのエンタープライズ管理者
    • Windows Azure Active Directoryのテナント管理者(全体管理者)

 

Directory Syncインストーラの入手

Office365を契約している方は、Offcie365左メニューのユーザより、Active Directory同期のセットアップの4からディレクトリ同期ツールをダウンロードします。(Windows Azure Active Directoryの管理ポータルから行う場合は、インテグレーションメニューよりダウンロード)

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インストール

ダウンロードしたインストーラを実行します。

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I acceptを選択して次へ

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インストールするフォルダを選択して次へ

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次へ。インストールが始まります。

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完了

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コンフィギュレーションウィザードを開始します。(前のウインドウでチェックを入れていない場合は、ディスクトップのアイコンを実行して下さい)

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Windows Azure Active Directory のテナント管理者(全体管理者)の情報を入力して次へ

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Active Directoryのエンタープライズ管理者の情報を入力して次へ

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次へ

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設定処理中

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完了

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テスト

Active Directoryにユーザを追加します。

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PowershallでWindows Azure Active Directoryの登録ユーザを取得して、ディレクトリ同期を確認できます。数十分かかるので気長に待ちましょう。

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Windows Azure Active Directory ドメイン登録 (Core Directory)

http://kentablog.cluscore.com/2013/01/windows-azure-active-directory-core.html